【無料ご相談・完全予約制】

TEL 050-3702-9806

電話受付時間 10:00〜20:00(IP電話の方は通話料無料)

ブログ

私が結婚相談所をやりはじめた理由

昨日は、私の母の命日でした。母が亡くなって2年が経ちました。

あなたのお母さんは、ご健在ですか?そしてお元気ですか?

 

母は69歳で亡くなりました。

現在の女性の平均寿命から考えれば・・とても早く亡くなってしまったと言えます。

母は若い頃から人一倍体力があり、男性と変わらないくらい働き者だったそうです。

そんな母が、こんなに早く亡くなるなんて思いもしませんでした。

 

今から4年前のある日、私に電話がかかってきました。実家からの電話でした。

母がガンになってしまったというのです。私は慌てて実家に帰りました。

話を聞いてみると・・最初は、母がアルバイトに行っていた先の定期健康診断で受けた、レントゲン検査で、「胸に少し影が見える」と言われたのが始まりだったそうです。

母は「胸に少し影が見える」と言われた時は、ぜんぜん自覚症状が無かったそうです。言われてみれば・・・「ちょっと前に胸に痛みがあった時期があったかなぁ・・」くらいのものだったと言っていました。

その後、その影のある部位から細胞を採取したり、より精密な検査をした結果、「肺ガンのステージ4」だと言われてしまった・・というのです。肺の腫瘍は大きくないが、すでに膵臓にもガンの腫瘍があるので、「ステージ4」だということなのだそうです。

母も最初は「検査ミスだろう・・・」

腫瘍があると言われた後も「きっと悪性の腫瘍じゃ無いだろう・・・」

と思っていたそうです。

しかし、結果的にお医者様に「ステージ4」と言われてしまい、これから闘病生活を始めるということで、息子である私にやむを得ず連絡をよこしたのです。

はっきりと検査結果がでるまでは・・余計な心配はかけまいと・・その日まで私に連絡をして来なかったのだと思います。親というのは・・そういうものなのでしょうね。

そんな気丈で家族思い(息子思い)の母でしたが・・・病状の説明が終わった後、父と私の前で「今まで何の贅沢もせずに遠藤家のために働いてきたのに、私は孫の顔も見づに死ぬんかい」と言って泣いてしまったのです。

母は涙もろいというか・・とても感受性の高い人でした。私が幼い頃も、一緒にテレビを見ていて感動的なシーンになると、いつもとなりで大粒の涙を流していました。

私にとっては祖母や祖父・・母にとっては母親や父親の葬儀の時などには、母の涙を見ることはありましたが・・自分のことで涙を流すのを見るのは初めてでした。

凄いショックでした。

 

私は当時独り者で、悠々自適に暮らしていました。学校を出てからは、あまり実家に帰ることもありませんでした。用事のある時だけ顔を見せる・・最低の息子でした。

母の「孫の顔」という言葉に心を打たれ・・子供を持つことについて調べ始めました。すると・・・私と同じように子供を欲している人の多いことに気付かされました。日本においては、「子供を持つこと」・・イコール・・「結婚」という考えが当たり前とされています。

残念ながら・・母に孫の顔を見せることは出来ませんでした。

私と同じように・・親御さんにお孫さんの顔を見せることが出来なく、後悔する人が1人でも少なくできれば・・という思いもあり・・結婚相談所の経営を始めました。

あなたにはまだ・・孫の顔を見せることの出来るお母さんやお父さんはいらっしゃいますか?

人生は何が起こるかわかりません・・・。

いつかは結婚・・・いつかは子供・・・と思っていませんか?

私もそう思っていました。

あなたが・・わたしのように「いつか」ではなく・・「まさか」にならないことを願ってやみません。